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ある日、うさぎが脱毛していることが判明しました。
換毛期とは違う理由で脱毛していたんです。
ペットとして迎えられたうさぎって、基本的に屋内で過ごすことが多いですよね。
ワンルームのお部屋やリビングなどの環境下で暮らしているうさぎの中には、換毛期がはっきりとしない子も多いんです。
うちのうさぎの場合はホーランドロップで、短毛種ですが年がら年中被毛が抜けます。
そのためなかなか脱毛に気づきませんでしたが、あるとき首や背中だけでなく足をよく舐めるようになり、なんだかおかしいな・・・と思ったのがきっかけで発覚しました。
なこと
通院や自宅での投薬など大変なことも多いので、今回は私とポポロの身に起こった体験談をお伝えしていきたいと思います。
もし一緒にいるうさぎの脱毛が気になったら参考にしてくださいね。
うさぎの脱毛とは?換毛期との違い
うさぎの脱毛は換毛期とは違うということを冒頭でお伝えしましたが、一般的にうさぎは春と秋の換毛期と呼ばれる時期に抜け毛が増えます(室内で暮らしているうさぎさんはそうとも限りません)。
そのため、いつもの換毛期だと思っていたら脱毛だった!!ということもしばしばあるようです。
まずは、実際に私が感じた換毛期との違いと、うさぎの脱毛についてお話ししますね。
うさぎの脱毛の見分け方
最初は私もうさぎの脱毛を見分けようと思っていたわけではないんです。
首や背中の抜け毛がいつもより多い気はしていましたが・・・
具体的にはピョン!とうさぎがジャンプしたときの後ろ足でした。
とにかく毛がなかったんですよね・・・
なこと
うさぎの被毛の種類(長毛種・短毛種)や個体差などもあるかもしれませんが、このときは明らかに今まで7年一緒に暮らしてきて一度も見たことがないほど後ろ足の毛がなくなっていました。
しかも日を追うごとに範囲が広がって首や背中だけでなく、お腹周りの毛もなくなって皮が見えていたんです・・・(こちらの写真は控えますね)
さらには背中の換毛中の毛もちょっと引っ張るとスッと抜ける上に、たくさんのフケが付いていました。
なこと
うさぎが脱毛しているか見極めた結果、明らかに脱毛ではなく通常の換毛期によるものと思われる場合は、グルーミングをしてみましょう。
グルーミングをすることで毛球症(もうきゅうしょう)予防にもなります。
うさぎの脱毛に気づいたら原因を知ろう
とにかくうさぎの脱毛の原因と対処方法を知りたかったので、一刻も早く異常な脱毛を止めなくては!と病院へ駆け込みました。
うさぎはとてもデリケートな生き物なので、普段と違う様子に気づいたら早めに対処することが大切ですよ。
うさぎの首や背中などの脱毛が普段と違ったら専門病院へ
実際に体験して思ったのは、うさぎを診てくれる病院であってもうさぎ専門病院もしくは小動物専門病院の先生じゃないと、病気かどうか診断してもらえない場合があるということ。
検体を検査に出すことはできても、何らかの病気にかかっていた場合、その後の治療については不明な点も多いので、最初から専門病院に行くのが望ましいです。
近くにうさぎ専門病院がない場合もあると思いますが、いざというときのためにも日頃からうさぎの専門病院を探しておきましょう。
首や背中などの被毛の抜け方がいつもと違うな・・・とかフケが多いかも?とか何か気が付いたことがあれば行きつけの専門病院に相談することで、ひどい脱毛になる前に対応してもらえるかもしれません。
うさぎの脱毛の原因は何か
うさぎの脱毛といっても原因として考えられることはいくつかあります。
- ストレス
- ダニなど
- 真菌
うさぎを飼育している環境に変化はなかったか?ダニはうさぎの体にもとから寄生しているものもいます。
ダニは顕微鏡でわかりますが、真菌は検査機関に検体を提出しないと判断できませんので診断結果が出るのに数日かかります。
ここからは実際に私がポポロを病院に連れていった経緯からお話しします。
うさぎの脱毛 ~ポポロの体験談~
ある日、うさぎの下半身(お尻~足の被毛)が寂しいような・・・と感じていました。
ほぼ毎朝ポポロを抱っこして健康チェックをするんですが、換毛期がはっきりしない子なので「もしかして脱毛かな?」となんとなく思いつつも、しばらく様子をみていたんですよね。
脱毛ではなく換毛期だと思い込んでいた
うさぎの涙やけがひどかったり、左足の骨密度が低かったりと、何回か動物病院に通っていた時期でもあったので、他の症状ばかり気にしていたのもあります。
なこと
脱毛の様子が普段と違った
うさぎに気がかりなことがいろいろあったので、脱毛については若干放置気味だったのがよくなかったようです。
次第にお尻周りの被毛が抜け始め、ついには背中の毛もフケというオマケが付く形でどんどん抜けていきました。
なこと
専門店で相談後に動物病院へ
うさぎの脱毛が深刻になっていったので、プロに相談することにしました。
なこと
先ほどもお話ししましたが「うさぎさんの脱毛の原因として考えられることでよくあるのがストレス、ダニ、真菌ですね・・・」とスタッフさん。
その日は病院がお休みだったので、翌日うさぎを動物病院に連れて行くことにしました。
動物病院では原因がわからずうさぎ専門病院へ
まずはうさぎの涙がひどいときに目薬をもらったり、足が弱っているときにはレントゲンを撮ってもらったりしていた近所の獣医さんにお願いしました。
さすがに今回は検査機関に出してからじゃないとわからないし、今後の治療のことを考えたら専門の先生の方がいいかもとのこと。
いつもとても優しく説明もていねいで安心していた動物病院なので、今回は残念ですが仕方なく遠くのうさぎ専門病院にかかることになりました。
なこと
うさぎ専門病院での検査の結果
うさぎの脱毛状態がどんどん悪化している中、ようやく小動物専門病院をみつけました。
ところが、私の足だけでは通えない場所だったので夫に車を出してもらって行くことに。
小動物を専門としている病院は珍しいためか、遠方からも動物たちがたくさん集まるのでとても混雑していましたよ。
なこと
ちなみに後日訪れたときは、朝一に並んでも2~3時間後の診察になったことがあります。
うさぎの脱毛のためにかかった費用
ここで少しうさぎの脱毛治療にかかった費用のお話しをします。
きっと気になる人も多いですよね。
うちの子はうさぎのための保険に入り損ねたので、今現在も保険には入っていません。
ですが、まだ1歳前後のうさぎさんでこれから加入を検討されている方にはおすすめしたいと思います。
なぜなら、シニア(6歳以上)になると保険料も高額になりますし、1回の通院に8,000円以上かかることはよくあるんですよね。
下記は、うさぎの涙が気になったときにかかった動物病院の診療費です。
- 診察費(1,000円程度)
- レントゲン(方向1で3,000円、方向2で3,000円、合わせて6,000円程度)
- 薬代(目薬の場合1,800円程度)
薬代がかかるのは仕方ないとしても、レントゲンってこんなにかかるんだ・・・と茫然としました(苦笑)
なこと
うさぎのペット保険はシニアになるとほとんど入れない上、費用は高額になることが多いので、早めに検討しておきましょう。
動物病院
今回専門ではない近所の動物病院では診察費の1,000円と、以前から使っている目薬が切れていたのでお薬を出していただいて約3,000円でした。
うさぎ専門病院
うさぎ専門病院では診察費、顕微鏡検査費、投薬治療費、内服薬費がかかりました。
- 診察費(1,000円)
- 顕微鏡検査費(500円)
- 投薬治療費(1,800円)
- 内服薬費(4,000円)
合計8,030円(税込)となりました。
なこと
健康保険が適用されてないことを考えれば納得なんですけどね・・・
うさぎの脱毛の治療内容
さてさて、今回のポポロ(うさぎ)の脱毛の原因はなんだったかというと、顕微鏡で検査してもらった結果・・・
ツメダニでした。
ツメダニというのはハウスダストとかそういうものの中にいるのではなく、うさぎの体にもともと寄生していることが多いそうです。
これまでは免疫力が高かったので特に症状には表れなかったけれど、歳をとって免疫力が低下して脱毛に至る場合があるそうなんです。
なこと
体重自体はもうもとに戻っていますが、あと100~200gくらい増やしてねといわれました。
通院してうさぎに直接薬を垂らしてもらう
動物病院ではポポロ(うさぎ)の首筋にツメダニをやっつける液体の薬を垂らしてくれます。
ただしこの薬は幼虫~成虫には効果があるけれど卵には効かないとのこと。
ポポロ(うさぎ)の被毛に潜んでいるツメダニは卵もあるそうで、2週間に1度の通院が必要になりました。
毎日うさぎに抗生物質を飲ませる
その他、自宅では毎日抗生物質を飲ませないといけないそうです。
投薬のためのシリンジをいただき要冷蔵保管の抗生物質(液体)をもらって帰ってきました。
初めてなので上手にできるかとても心配でした。
なこと
うさぎにお薬を飲ませるときは抱っこができるようになっていると楽です。
うさぎを飼い始めたら、できるだけ早く抱っこができるようにしましょう。
うさぎの脱毛を防ぐためにできること
ケージの大掃除
獣医さんからも言われたのが毎日の徹底したケージの掃除です。
せっかくツメダニがいなくなってもケージに落ちた被毛がまたうさぎに付くと再度ツメダニの被害に悩まされるそう・・・
なこと
ケージの掃除方法についてはこちら▼
うさぎを触ったら必ず手洗いをする
コロナを経験してただでさえ手洗いを徹底していて手荒れがひどい私ですが、もちろんポポロ(うさぎ)を触ったら必ず手洗いをしています。
少し寂しいですが、しばらく辛抱が必要ですね。
うさぎの脱毛とポポロの体験談まとめ
今回はうさぎの脱毛について実体験をお話ししました。
そんなこんなで毎日シリンジでお薬をあげていますが、やっぱりポポロ(うさぎ)は嫌がるんですよね。
なかなか大変ですが、脱毛が良くなるまできちんと毎日投薬を続けていって早く元の元気な姿に戻ってほしいと思います。
なこと
もしいつもよりうさぎさんの肌が見えていたり、脱毛の量が気になるなどあればできるだけ早めにうさぎ専門のお医者さんに診せてあげてくださいね。
併せてペット保険の加入も検討しておきましょう▼