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いつからか聞かれるようになった「うさんぽ」。
おそらく、うさぎの飼い主さんであれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
うさぎは本来、散歩の必要はないとされていますが、気分転換やストレス解消になるのであれば、たまには外遊びもいいかもしれませんね。
ただし、うさんぽ中はうさぎの安全に気を配ることは言うまでもありません。
そこで今回は、うさんぽの準備や注意点、いつから始めるのが適切なのか?
などのポイントをまとめてみました。
うさんぽを通してうさぎとコミュニケーションを取りながら、ときどき外遊びを楽しんでみてくださいね♪
うさんぽとは?=必ずしなければならないものではありません
いつからか「うさんぽ」という言葉が登場し、うさぎ×お散歩=うさんぽと呼ぶようになりました。
もともとは、飼い主さんのための交流の場やオフ会のことを「うさんぽ」と呼んでいたという話もあるよ。
うさぎを外で遊ばせることを言うので、犬のお散歩のイメージとは少し違うかもしれませんね。
うさんぽは必ずしなければいけないものではないので、犬のように自宅前からリードをつけて散歩をするということはあまりしません。
どちらかというと、うさんぽの場所を決めて目的地までキャリーケースに入れてお出かけすることがほとんどです。
また、うさぎを外で遊ばせるときは必ずリードやハーネスを付けます。
うさぎのお散歩グッズについては、この後詳しく説明しますね。
うさんぽをするときは何よりもうさぎの安全を第一に考えてくださいね♪
うさんぽ会について
うさぎの飼い主さん同士でコミュニケーションを図ることができる「うさんぽ会」と呼ばれるコミュニティの場も増えつつあります。
会によっては100人近く集まることも。
いつから始めようか悩んでいる、うさんぽ初心者の人こそ「うさんぽ会」の参加から始めるのもおすすめです。
他の動物の心配がいらない上に、うさんぽにおすすめのスポットを教えてもらえたり、参加者さんとの交流も楽しめますよ。
なお、会によっては去勢手術をしているうさぎ、していないうさぎとで時間や場所を分けているところもありますが、うさんぽ会に参加するのであれば去勢・避妊手術済みのうさぎの方が安心です。
うさぎの去勢手術・避妊手術についてはこちらの記事も参考にしてくださいね▼
うさんぽ動画を見てイメトレしよう
うさんぽに興味が出てきたら、実際にうさんぽの動画を見てイメージトレーニングをしてみましょう。
自宅の近くだったらこんな場所が緑が多くて気持ち良さそうかな~?など想像しながら観るのもいいですね。
うさんぽはいつからOK?場所はどこがいい?
うさんぽのイメージがなんとなくできてきましたか?
ここからは具体的にうさんぽの準備や注意点を説明していきますね。
うさんぽは生後6ヵ月以降から始めよう
早速うさんぽを始めてみたいな!うさんぽはいつからOKなの?
と思われた方は、まず最初にうさぎの月齢を確認してみましょう。
うさんぽに適した月齢は生後6ヵ月を過ぎた頃といわれています。
これはうさぎさんの体つきや、飼い主がおこなう抱っこ練習の進み具合などによっても異なりますよ。
うさんぽ中にうさぎさんを守るために抱っこができないと困りますよね。
うさんぽに適した時期が来るまでは抱っこの練習をがんばりましょう。
うさんぽの目的地は安全な場所が一番
うさんぽに適した場所は、自然豊かな公園や河川敷などで草地や木陰があるところが理想ですね。
何よりも、うさぎが安心して遊べる場所を選ぶようにしましょう。
うさんぽの前に事前に行って場所を確認してみると安心ですよ。
また、自宅のお庭やバルコニーなども工夫次第でうさんぽが可能です。
芝生やプランターなどを利用して、野草などに触れ合うのも一つの方法ですよ。
その他、うさぎ専用の施設も存在します。
2021年にオープンしたラビットパーク藤沢の様子はこちらの記事で紹介しています▼
うさんぽの注意点
うさんぽをするときは気を付けたいことがたくさんあります。
事前にしっかりと準備をして、安全にうさんぽを楽しめる環境を作りましょう。
散歩中の犬との接触は避けよう
公園などの公共施設をうさんぽしていると、よく犬の散歩に遭遇すると思います。
犬は肉食動物なので、犬との接触は避けてくださいね。
犬の飼い主さんは、うさぎについての知識が乏しい方も多いです。
うさぎが散歩をしている姿は珍しいのでフレンドリーに接してくださる方も多いのですが、もしうさぎに飼い犬を近づけられそうになったら、理由を話して丁重にお断りしましょう。
私も写真のようにポポロにかわいいワンちゃんが接触しそうになって焦った経験があります・・・!
このような事態が起こる可能性があるから、公共施設でのうさんぽはおすすめできないかも。。
うさんぽの時間は30分から始めよう
最初はうさぎも飼い主も緊張して疲れやすくなっています。
体力がいりますし、時間が経つにつれて判断力も落ちてきますので、最初は30分以内に帰りましょう。
慣れてきたら、長くても3時間以内にしてくださいね。
うさんぽで特に注意したいこと
- 暑い時間帯、寒い時間帯・季節を避けること
- 犬・猫・鳥・カラス・子供などとの接触をしない
- 野草など安全性が認められないものを食べさせない
- 適度に水分補給・休憩を取ること
- 帰宅後にノミやダニなどがいないか、体が汚れていないかを確認する
野生本能が残るうさぎにとって、他の動物との接触は恐怖を感じる上、感染症の心配も否めません。
犬は喜んで近寄ってきますが、飼い主さんに丁重にお断りして接触を避けましょう。
除草剤の付いた草花を誤って食べてしまうと中毒や腸炎を起こす可能性がありますので、野草は食べさせないように注意してください。
人間と同じようにうさぎも熱中症や日射病の恐れがあります。
適度に休憩をして水分補給をさせましょう。
緊張などで飲まない場合は無理をせずに自宅へ戻ってくださいね。
うさぎのストレスにならないように注意してあげてくださいね。
うさんぽの準備
うさんぽの際に必要なグッズや、持っていくと便利なものなどをご紹介します。
いつから準備しようか悩むものもあると思いますが、基本的にはうさんぽをしなくても普段から用意しておくといいものばかりです。
うさぎを飼っていたらいつか必要になるものなので、少しずつ用意しておきましょう。
うさんぽの必需品
- お出かけ用のキャリーケース
- ハーネス・リード
- 給水ボトル
- お水
- 牧草・ごはん・おやつ
- シャベル
- ゴミ袋
キャリーケースは主にプラスチック製のしっかりしたものと布製のタイプがあります。
噛みクセのある子は布製だとボロボロになりやすいので頼りないかも・・・
ハーネスは体のサイズに合ったものを選びましょう。
ただし持ち運びには便利だったりもするので、うさんぽするうさぎさんに合わせて選んでみてくださいね。
ごはんやおやつは1回分くらいを用意しておくと安心です。
ゴミ袋・スコップはフンを掃除するときに使いますよ。
持っていくと便利なグッズ
- 虫除けスプレー
- 日傘
- ブラシ
- タオル
- 保冷・防寒グッズ
虫よけスプレーはうさぎ・小動物用を用意しましょう。
ノミ・ダニ予防のために、うさんぽ前に予防接種を受けているという飼い主さんもいますね。
うさんぽを勧めない獣医師さんも多くいらっしゃいますので、季節や場所・うさぎさんの健康状態など、無理のない範囲でうさんぽを楽しむのがいいのではないかと思います。
うさんぽはうさぎにとって必要なものとはいえないので、獣医師の先生は基本的にうさんぽに否定的な意見が多いですよ。
うさんぽ後のノミ・ダニ被害に悩まされているお友達が多いから気をつけてね。
日差しが強い日は日傘もあるといいですね。
ブラシ・タオルは遊び終わった後で汚れた足の裏や体を拭くのに使います。
保冷・防寒グッズは季節や天候に合わせて利用してくださいね。
うさんぽの流れ
まだリードは付けない
ごはん・おやつ休憩も
うさんぽの記事を書いている私も外でのうさんぽを経験したのは1度だけです。
このときは近所の大きな公園でしたが、やはりリスクが高いと感じたので数枚の写真を撮って早々に終了しました。
それからは自宅のバルコニーに開放してあげる程度に留めています。
今は、うさぎ専用のパークも作られているので、外でのうさんぽを楽しむならこのような場所を選ぶとリスクは軽減されると思いますよ。
うさんぽの始め方と注意点まとめ
うさぎを飼ったら、いつからうさんぽを始めようかな?と楽しみになりますよね。
でも、まずは抱っこを練習してマスターし、半年が過ぎて健康チェックができたら、徐々に考えるくらいでちょうどいいのかもしれません。
うさんぽにはメリットもあるけどリスクもあるんだということを十分理解し、安全に配慮した上で、うさぎとの時間を楽しんでほしいと思います。
その他、うさぎのためにできることを考えたい方はこちらの記事を参考にしてくださいね▼