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新型コロナウイルスで連日感染者が多数報告されている中、最近では日本でもペットの新型コロナ感染が報告されるようになりました。
うさぎの飼い主としては、人間だけでなく犬や猫などのペットやうさぎへのコロナ感染も非常に気になるところです。
うさぎの飼い主である自分がもし新型コロナウイルスに感染したら、この子たちはどうなってしまうのか・・・考えたことはありますか?きっとコロナに感染してから考えるのでは遅いですよね。
そこで今回は、飼い主が新型コロナウイルスに感染したときのうさぎの預け先や、ペットの新型コロナウイルスに関する素朴な疑問についてまとめてみました。
マスクや消毒、手洗いうがいなどで注意していても感染するときはしてしまうのがコロナウイルスの怖いところ。
万が一感染してしまっても慌てず行動できるように、事前にうさぎの預け先などの確認をしておけば、少しは安心できそうですよね。
うさぎ×新型コロナについての疑問

うさぎを飼っている人なら誰もが一度は考える新型コロナウイルスについての疑問についてまとめました。
※今後内容が更新されることがあります。
以下参照:愛玩動物withPETs(ウィズペッツ)5月号 P34~35
うさぎは新型コロナウイルスに感染するのか?
世界では犬や猫の感染が確認されています。
また、最近では日本国内でもペットの感染が数件確認されました。
8月24日放送のフジテレビの情報番組とくダネ!によると、現時点ではペットのPCR検査数は計49件にも上っていて、この内うさぎの検査数は1件ということです(アニコムによるペットのPCR検査2020年8月24日の時点)。
また、ベルギーで感染した猫は一時的に呼吸器や消化器に症状が出たそうです。
うさぎの感染が確認されたかどうかは定かではありませんが、犬や猫の感染が確認されている以上、うさぎも感染しないとは言い切れないのではないでしょうか。
なこと
うさぎから人間に感染することはある?
現時点(2020年8月)では、うさぎなどのペットや動物から人間に感染することは基本的にはないと世界中の専門家は考えています。
これまでと同じように新型コロナウイルスに対する感染防止策を徹底して、うさぎやペットを守りましょう。
飼い主が感染したらうさぎの預け先はどうする?
これが一番気になる問題ですよね。
もし自分が感染したら飼っているペットやうさぎはどうなってしまうのか。
まずは次のことを確認してくださいね。
- 感染した飼い主はうさぎとの接触を避ける
- うさぎのお世話は家族に任せる
- うさぎのお世話を頼めない場合は、マスクやグローブなどを装着してお世話する
飼い主自ら感染したときは、できるだけうさぎとの接触を避け、家族にお世話をお願いしましょう。
いざというときのために必要アイテムは多めに用意しておくと安心です。
「新型コロナウイルスの感染が怖いから」という理由でNPO法人などの保護団体に助けを求める飼い主も増えているそうです。
うさぎに限らずペットを飼う場合は、やむをえない事情でない限り責任をもって終生飼育しましょう。
うさぎを新型コロナに感染した人から預かるときの注意点

もしも新型コロナに感染した飼い主からうさぎを預かることになった場合は、いったいどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。
うさぎの預け方
うさぎを預けるときは、キャリーボックスに入れて飼い主及び飼い主と濃厚接触している人以外に連れてきてもらうようにします。
- マスク
- グローブ
- エプロン
- メガネ他、防護衣類
預かる側もキャリーボックスを用意し、うさぎを入れ替えます。
入れ替えができない場合はキャリーボックスを消毒しましょう。
- 防護衣類を装着し、廃棄用の容器も用意しておく
- できる限り2名で行き、1名は防護衣類の着脱を手伝う
- 預かる側もキャリーボックスを用意し、うさぎを入れ替えます、入れ替えができない場合はキャリーボックスを消毒する
※感染者の体調や状況によっても変わってきますので、必ず専門機関へ確認するようにしてください。
預かり後は必ずシャンプーする
シャンプーをするときは防護衣類を装着して屋外で行います。
シャンプー後は防護衣類を外し洗濯を。
うさぎの場合は、うさぎ専用のシャンプーがあります。
シャンプーが難しいときは除菌水などで体を拭きましょう。
うさぎが舐めないように注意してくださいね。
シャンプーをすることで体表のウイルスは不活化されますが、体内のウイルスは保有する心配があるので、顔を近づけたり他のペットと食器を共有するのは避けましょう。
うさぎがコロナに感染している可能性があるうちは、排泄物の処理にも細心の注意を払いマスクやグローブなどで対応します。
隔離期間は最低でも約2週間程度といわれています。
また、隔離する場所はしっかりと消毒しましょう。
うさぎの飼い主がコロナ感染したらアニコムが無償で預かってくれる

ここまで家族や知人・ペットホテルなどで預かってもらう場合の注意点についてご紹介しましたが、新型コロナウイルス感染者のうさぎやペットを無償で預かってくれる「#StayAnicom」というプロジェクトがあるのをご存知でしょうか?
飼い主が感染した場合、ペットのお世話をどうするべきか心配になりますよね。
現時点では感染者のペットを長期間預かってくれる施設はありません(2020年4月)。
そこで、ペット保険で有名なアニコム損保の子会社であるアニコムホールディングスが「#StayAnicom」プロジェクトを立ち上げました。
これは、アニコムが保有する施設の一部を解放して、飼い主が隔離施設で生活する間や入院中にペットを無償で預かってくれるというプロジェクトなんです。
なこと
申し込み条件について
「本人または家族が新型コロナウイルス感染症に感染し、ペット・うさぎを飼育できる状況にない」という方であれば誰でも申し込み可能。
ただし、施設や人員には制限があるため必ずしも希望に添えるわけではありません。
犬や猫などの場合は、他の犬や猫たちと同居する可能性もあるので、決められたワクチン接種や予防措置ができていない場合は、相談後の対応となります。
アニコムペット保険は未加入でもOK
ペット・うさぎがアニコムのペット保険には加入していなくても申し込みできます。
預かってくれる地域
東京近郊を始め、希望者の数や地域など、状況に応じて規模を拡大・検討中です。
対象ペットと預かり期間
超大型犬やペット・うさぎの健康状態によっては預かることができない場合もあります。
預かるペット・うさぎの数や預かり期間などは、申し込み状況に応じてできる限りの受け入れ体制を拡大中です。
うさぎをアニコムに預かってもらうときの注意点

アニコムに預かってもらうときに気になることをまとめました。
持病があるうさぎについて
ペット・うさぎに持病があるときは日常的に内服している薬があれば持参します。
預かり中の病状に変化があれば飼い主と相談の上、できる限りの対応をしてくれるそうですよ。
また、必要に応じて動物病院への搬送までしてくれます。
事前に同意書にて確認した内容をもとに、適切に対応してくれるそうです。
うさぎを預かり中に飼い主の病状が悪化したときは
事前に家族の連絡先のヒアリングがあるので、ペット・うさぎの病状に変化があった場合は、家族に相談した上で対応を検討してくれます。
アニコムに預かってもらう前の準備
アニコムに預けることが決まったら、感染者や濃厚接触者以外の人がペット・うさぎを連れていきましょう。
二次感染が起こらないよう最大限の対策を講じてくれるそうです。
具体的な引き取り方法については、事前に詳細を説明してくれますので担当者の指示に従いましょう。
電話での問い合わせや申し込みは受け付けていないので、必ず「ペット預かり希望者専用フォーム」より申し込みをしてくださいね。
申し込みが完了するとアニコムから電話連絡が入ります。
うさぎの飼い主がコロナ感染したときの心構え まとめ
残念ながら新型コロナウイルスはしばらくなくならないといわれています。
もしものときの預かりさきを事前に決めておき、かかりつけの動物病院やうさぎ専門店などでも相談しておくといいですね。
ペットのPCR検査もしてくれるそうで、結果もメールで教えてくれるそうですよ。
なこと
感染しても症状が軽い場合は自宅待機になることもあります。
一人暮らしなどで家族がお世話をすることが難しいこともあるでしょう。
普段から防護グッズを多めに用意し、対策をしておきましょう。