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今週末、台風19号が首都圏に上陸しました。
東海地方や関東地方などを中心に災害対策をされていたのではないかと思います。
それに伴い飼っているうさぎさんの防災についても考えられたことでしょう。
今回の台風19号は「HAGIBIS(ハギビス)」という名前でした。
なこと
ポポロ
そこで今回は、台風とうさぎについてご紹介します。
台風とうさぎの関係~台風の名前の由来~
冒頭でもご紹介しましたが、今回の台風19号は「HAGIBIS(ハギビス)」という名前です。
これはフィリピンが名付けたということで、「すばやい」という意味をもつそうです。
従来台風は米国が英語名の人名を付けていました。
平成12年(2000年)からは、北西太平洋or南シナ海の領域で発生する台風には、同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)を付けることになりました。
平成12年の台風第1号にカンボジアで「ダムレイ」という「象」を意味する名前が付けられてからは、発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いて、その後再び「ダムレイ」に戻ります。
台風の年間発生数の平年値は25.6個なので、およそ5年間で台風の名前が一巡することになります。
台風の名前は繰り返して使用されますが、大きな災害をもたらした台風などは、台風委員会加盟国からの要請を受けて、その名前を以後の台風に使用しないように変更する場合があります。
また、発達した熱帯低気圧が東経180度より東などの領域から北西太平洋or南シナ海の領域に移動して台風になった場合には、各領域を担当する気象機関によって既に付けられた名前を継続して使用します。
そのため、140個の中にはない名前が付けられた台風もあるのです。
参照:気象庁
台風29号「うさぎ」の名前はどうやって決められた?
あらかじめ用意されている140個の中に33番目の名前として「うさぎ」という名前が付けられています。
命名した国と地域は日本です。
命名した国と地域:日本
呼名:Usagi
片仮名読み:ウサギ
意味:うさぎ座、兎
ちなみに今回の台風19号のハギビスは52番目に名前がありました。
それにしてもどうして「うさぎ」という名前が付けられたのでしょうか?
実はこの140個の台風の名前の中で日本が命名したものは10個あります。
・Koinu(コイヌ):こいぬ座、小犬
・Yagi(ヤギ):やぎ座、山羊
・Usagi(ウサギ):うさぎ座、兎
・Kajiki(カジキ):かじき座、旗、魚
・Kammuri(カンムリ):かんむり座、冠
・Kujira(クジラ):くじら座、鯨
・Koguma(コグマ):こぐま座、小熊
・Kompasu(コンパス):コンパス座、円や円弧を描くためのV字型の器具
・Tokage(トカゲ):とかげ座、蜥蜴
・Yamaneko(ヤマネコ):やまねこ座、山野にすむ猫
こうしてみると全て星座の名前に由来することがわかります。
気象庁は「星座は台風と同様に自然の事物であり、人々に親しまれていることから、台風の名前として提案しました」としています。
参照:exciteニュース
一方で、企業名や商標に使われていない星座を選んでいます。
これは社会への影響を考慮し、結果としてマイナーな星座になったとの理由もあるそうです。
なこと
ポポロ
台風29号はうさぎだった!?まとめ
甚大な被害を及ぼした台風19号ハギビス。
今回は「うさぎ」ではなかったものの、もし順番が回ってきて「うさぎ」という名前の台風がやってきたら・・・と思うと、特にうさぎ好きさんはいつも以上に「あまり大きな台風になりませんように・・・」と願うかもしれませんね。
どんな名前であっても台風は台風。
当然のことながら、その名前に関係するものが影響しているわけではありません。
私たちがするべきことは、台風が発生する前からの防災対策と、災害への備えです。
残念ながらペットは避難所には連れていけないので、できる限り家の中の安全な場所へ移すなどの対策とともに、安全第一に行動し身を守りましょう。